オーケストラ・イベント

クラシック音楽業界の環境を変えたい!マーケター目線の提案

クラシック音楽業界の環境を変えたい!マーケター目線の提案

この記事・Webサイトでは、オーケストラを筆頭にもっとクラシック音楽に関わる人たちを豊かにしたいという視点で書いています。

冒頭、ネガティブな環境を書いていますが、この環境を変えたい!という説明です。よかったら最後までお付き合いください。

クラシック・オーケストラが普及しない環境

この記事を見ている方は何かしらクラシック音楽について、携わっていたり、普段から聞いていたりと「なじみのある音楽」だと思います。

でもご近所さんを見渡したとき、どうでしょうか?ジャニーズや〇〇○48などのポップ、韓流アーティストのようなダンスミュージック、ロックやパンクを奏でるバンドなどが主流で、オーケストラの音楽を普段から聞いている人は少ないのではないでしょうか?

私もそうでした。30代になるまでクラシック音楽に興味を持つことはなく、聴くことすらなかったです。

ひま人

30代になってから、生のオーケストラを聴いて「これはスゴイ!」と感激しました。

ではなぜ、30代までクラシックに興味を持つきっかけがなかったのでしょうか?
これはいろんな理由が重なっていますが、まとめると環境のせいだと思っています。

クラシック音楽がなかなか普及しなくて困っているイメージ

クラシック音楽が、若く拡散力のある世代に普及しない環境を生む負の連鎖はこれ。

これが原因ですよね!

であれば、「この原因を取り除き、新しい形に変えてしまえばいい」ということで、チャレンジしていきます。

オーケストラを続けるハードル

音楽が好きで音大に通い、ひたすら練習した結果、オーケストラなど好きな音楽を演奏して食べていけるのでしょうか?・・・なんとなくイメージできますよね。

一部の方は成功して、音楽を追求できますが、ほとんどの方は違う仕事で収入を立てながら演奏しています。ちょっとお金の面から考えていきましょう。

オーケストラの収入

先にも書きましたがオーケストラの収入はほぼチケット代(入場料)です。

クラシックコンサートのチケット購入イメージ。入場料を渡すシーン。

基本的にホールでの演奏なので、一回の入場者は1,000人程度。チケット代は、オーケストラや席によって変わりますが、ここでは5,000円と仮定しましょう。そうすると、一回の演奏での収入がこちら。

これはあくまでも「売上」です。ここからさまざまな「経費」が引かれて、メンバーに分配されます。

  • 広告費(チラシなどの制作費含む)
  • チケット利用料
  • ホール利用料
  • 練習場所の確保
  • 譜面のレンタル・購入
  • 楽器と人の運搬費
  • 楽器のメンテナンス費

他にもあるかと思いますが、ざっと考えてもこんなところが思いつきます。
プロが演奏するホールは利用料だけでも1,000,000円以上かかるので、ざっと見積もっても1,500,000円〜2,000,000円ほど必要でしょうか。

イベントやホールからのブッキングなどで出演もあるかと思いますが、その場合、ホール利用料が無くなっても、売上のパーセンテージを渡すことが想定できます。

ということは、オーケストラのメンバーが60人だと仮定した場合、一人当たりの収入はこうなります。

ひま人

練習も含めて、プロのオーケストラでも、1回にこれくらいの収入なの!?って感じませんか?

週に1回本番演奏をするとして、年間52回演奏をすると仮定しても、演奏で得る年収は3,000,000万円程度。ここにCDなどの音源費やイベントをプラスしても、一般的な会社員と変わらないレベルです。

お弟子さんをたくさん採って月謝をもらう・・・などの副業をしたり、もっと過密スケジュールで演奏を行うなどで収入を上げることができますが、音大に通って、努力に努力を重ねて、やっと一握りのプロに入れてもこの環境では、報われない気持ちになります。。。

プロ演奏家でもクラシック音楽のコンサートだけでは生計が厳しく、生徒を採ってレクチャーしている様子。
ひま人

本来であれば、オーケストラを維持するための経費等が引かれるので、さらに一人当たりの利益は少ないはず。

何がこの環境を作り出しているのか?

マーケター視点での考察と対策については後ほど書いていきますね!

他のエンタメは売上の構成が違う

クラシック以外のいわゆる「LIVE」を売りにしたエンターテイメント業界はどうでしょうか?

例えばスポーツ。野球やサッカーを見ていきましょう。

クラシックコンサートに対して、野球の売上を見ていくために、野球を連想させるイメージ画像。

まず、会場のキャパが圧倒的に違います。ファンの数も違うので、集客の桁が変わってきますよね。オーケストラでは一回の集客が1,000人程度ですが、スタジアムとなれば数万人になってきます。入場料が違うとしても、これだけで数倍〜数十倍になると考えられますね。

さらにチケット代(入場料)は全体収入の30%程度と聞いたことがあります。
グッズ販売や放映権、そしてスポンサー。ここでの収入が70%です。

ひま人

こう見ると、収益の面ではクラシック音楽と大きな差がありますね。

では同じ楽器を使う音楽でも、バンドと比べて見たらどうでしょうか?

クラシック音楽に比べて、バンドでのライブの収益はどうなっているか。バンドのライブをイメージさせる画像。

もちろん、売れていないバンドは小さなライブハウスでのチケット代やグッズ代程度です。
が・・・今比べているのはプロです。いわゆる業界で知名度を得た状態と比べるべきですね。

まず、ライブのキャパは圧倒的に違いますが、そもそも公演数が違いますし、収入のスキームが違います。

収入で言えば、「曲の販売」「曲の権利」「CM」「YouTube等の広告」「メディアへの出演料」などさまざまです。私も詳しいところまでは知らないですが、関わっている規模も変わってきますし、収入でいうと桁違いでしょう。

ひま人

日本では業界全体の規模がとんでもないジャンルですよね。

では、オーケストラの環境を変えるにはどうすればいいか?を検討していきましょう。
もちろん、意見はいろいろあると思いますが、ここでは私個人の意見を発信していきますね。

今のオーケストラは視聴者のニーズと合っている?

まず、一番最初に思い浮かぶのが、日本国民大半のニーズに合っているか?

結論、ニーズと合っていないと思っています。
(クラシックファンの方、申し訳ない!!)めちゃくちゃ失礼ですが、でも、これが現在のオーケストラを取り巻く環境を生み出している現実です。

なぜニーズと合わないのか?理由を考えて見ました。

クラシック音楽が身近にないから「知らない」

まず、「クラシック音楽」と聞いてどうでしょうか?ほとんどの日本人は毛嫌いするレベルだと思います。「えー、退屈そう」「あんまり知らないし」などなど。

クラシック音楽を知らないので、CDショップでもスルーしてしまう女の子のイメージ画像。

日本人の「知らないものへの抵抗感」はハンパないです。

感覚として非常に重要なのが、「知らない」と「嫌い」は似ています。知らないものは嫌いなんです。

例えばTikTokだと、次から次へと新しい音楽が出てきますよね。最初から違和感なく聞けていますか?そもそも、TikTok自体を毛嫌いしていませんか?

これも「知らないものへの抵抗感」です。TikTokって、なんかダンス踊っているやつでしょ?若い子がちゃらちゃらしてるコンテンツでしょ?みたいな先入観があり、なかなか開かない方も多いはず。

これだけ流行っているプラットフォームなのに、あなた方は開こうとしない。クラシック音楽もきっと同じです。

ダンスミュージックや、バンドミュージックはテレビやYouTube、TikTokで日常的に聞いています。だからこそ、受け入れられるんです。

ひま人

クラシック音楽を日常的に耳にする環境になれば、もっとのめり込む人がふえるはずですね!

クラシック音楽のコミュニティが閉鎖的・プライドが高い

ファンを増やすためには、どんな手段があるでしょうか?スキルを上げたり、自分を磨いたりと、魅力をUPさせて惹きつける・・・というのが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか?

でもこれは手段の一つです。残念ながらクラシック音楽業界はこちらだけを突き詰めているような印象を受けます。(もちろん、そうでない方もいますが、全体のイメージとして)

クラシック音楽は新たなコミュニティに参加せず、黙々とスキルを上達させているイメージ画像

他ジャンルではファンを増やすために、また、自身が活動する業界を発展させるために、他の業界にもチャレンジしています。要はファンの母数を増やす活動を行っているということです。

  • ミュージシャンやスポーツ選手はバラエティー番組に出演し
  • 芸人はYouTubeを解説し
  • YouTuberはTikTokやテレビにもチャレンジ

と、「本当はやりたくなくても」「プライドを捨てて」でも、もっとファンを獲得するためにできることはなんでも取り入れるような活動を続けています。

では、クラシック音楽業界はどうでしょうか?

クラシック音楽業界のインフルエンサーと呼ばれる方は、他の業界からファンを獲得するために、積極的に行動していますか?もちろんそういった方もいるとは思いますが、業界全体でそういう風潮は見えません

そして何より、ファンがそれを許さない風潮があります。

クラシック音楽以外のジャンルを演奏したり、他の活動を行うことを良しとしていますか?正直、クラシック音楽ファンにそれを良しとするイメージを持ちづらいと感じます。

おそらく、演奏者・インフルエンサー自体もそれを感じ取っているのだと思います。

ひま人

この閉鎖的な環境が、業界の敷居を無駄に高くさせている風習になってそうですよね。

要はクラシック音楽を気軽に見る機会がない

さきほど書いた2つの理由「クラシック音楽を知らない=嫌い」「コミュニティが閉鎖的」が相まって、クラシック音楽を身近に体験できる機会が少ない日本。まとめるとこんな感じです。

  • 気軽に見れないから、ファン以外は知識を持たない
  • 知識を持たないから「嫌い」に近いイメージ
  • 新規ファンが付きづらい
  • さらに閉鎖的なコミュニティーになってしまう

これが若年層や20代のファン層を取り込みづらい、負の環境スパイラルになっているのではないでしょうか。

ひま人

私はまだまだクラシックの新規ファンですが、なんとかしたい!と思う一人です。他にも同じ思いの人がいたらいいなぁ。

オーケストラを「もっと身近に」チャレンジ

だからこそ!クラシック音楽を知らない層・興味無い層が、クラシック音楽に触れる環境を作りたいと思っています。

クラシック音楽に興味を持って調べるのではなく、当たり前のようにクラシック音楽に触れてしまうような環境ができれば、この日本でも、もっとクラシック音楽が盛んになるはずです。

盛んになれば、演奏者が増えるだけでなく、クラシック業界に関わるイベンターやホールなど、さまざまな環境が変わってきます。海外から素敵なアーティストが来日することも増えるでしょう。

日本でもクラシック音楽をもっとカジュアルに楽しめるようなイメージ画像

ではどうやってその環境を作るのか?私の結論はお金」だと思っています。ここだけ聞くと、めっちゃ嫌なやつですよね(笑)

でも、お金の流れをもっと作り出し、動かすことができれば、企業や投資家、新たな起業家などが動き出します。新たなアイデアやサービスが生まれ、ファンが増えることで、また新たなアイデアが生まれます。

このサイクルを作るために、本気で挑戦してみようと思っています。ちなみに私は現役のデジタルマーケティング担当。新たなコンテンツを作り出し、クラシック音楽業界に新たなコンテンツを生み出したいと思っています。

もし、あなたが同じ思いを持ってくださるのであれば、ちょこっとだけ応援してもらえると幸いです。声や賛同が集まるだけで、環境は好転しやすくなります。これから業界を変える案を発信していくので、ぜひ、いいと思ったことには声をあげて「いいね」を送ってください!

逆に、もっとこうしたらいいのに・・・という意見ももらえると幸いです。

それでは長くなりましたが、本日はここまで。次はどんな作戦を考えているかまとめていきますね。ではまたー!